ぎっくり腰を知ろう!
絶望感漂うギックリ腰。
これまで数多くのギックリ腰を治療してきましたが、皆さまに共通するのは不安感が強い!という事。
その不安感の正体は強い痛みと「わからない」「想像出来ない」から来ています。
ギックリ腰とはどういうものなのか、一体身体はどうなっているのかを知れば、不安感は無くなるでしょう!
そういう私もギックリ腰は過去何回も経験しています。腰ボロボロです笑
そんな腰にならない為にも、敵を知りましょう!
そして、ギックリ腰は予防できます。
日々のちょっとしたケアで快適腰生活が待っていますよ。
■ ギックリ腰のタイプ
ギックリ腰は急性腰痛とか突発性腰痛と言われます。
グキッというきっかけがあるタイプと、いつの間にか痛くなるタイプがあります。
■ 痛さのレベル
1.動かすと軽く痛い
歩けるが、立ち上がる時に気を付けないと立てない
↓
2.動かすとかなり痛い
じっとしていれば我慢できるが、次の動作に移る時に痛みが出る。なんとか歩ける。
↓
3.姿勢が固まって動かせない
ゆっくりだと動かせる場合もあるが、激痛が走るので動かしたくない。歩くのは困難だが、這って動けるかも。
↓
4.動けない
炎症がありジンジンする。どの方向でも激痛があり、動かせる気配がない。
介助してもらってギリギリ動ける。かも。
1、2、程度により3は鍼灸院で対応可能
です。
4までいくと、場合によっては救急車です。
ざっくりですが、
1、2は約1週間で回復できます。
3は1〜2週間、
4は原因によります
ギックリ腰のタイプ(詳しくはその1ヘ)
下に行くほど重症度が高いです。
1.動かすと軽く痛い
↓
2.動かすとかなり痛い
↓
3.姿勢が固まって動かせない
↓
4.動けない
■原因
1、2は筋肉原因の場合が多いです。
腰や背中の筋肉がつった様にぎゅっと縮こまっています。
そこを守ろうとして周りの筋肉が徐々に硬くなっていき、痛みも増してきます。
3、4は筋肉以外の原因もあります。
筋肉が原因の場合もありますが、腰椎がズレたり、靭帯が切れる、椎間板ヘルニアなどのケースもあります。
■判別方法
ざっくりとした判別方法です。
1.2.3のレベルの方はお試し下さい。
4はそれどころではないかもしれません。
お風呂などで温めると、痛みが軽くなる
↓
恐らく筋肉が原因です。
筋肉をゆるめる事で痛みが緩和してきます。
お風呂などで温めても痛みが変わらない、強くなる
↓
炎症がある可能性があります。
筋肉が原因でも、強めに損傷しています。
特定の方向に曲げると、ビリッと電気が走る様な痛みがある。
↓
ヘルニア、腫瘍などがあるかもしれません。
■対処方法
筋肉原因の場合は、セルフケアでも対処できる場合があります。
2、3日経っても痛みが変わらない、痛みが強くなる場合は
無理せずに整形外科や、専門的に診てもらえる鍼灸院に行きましょう。
1から3で筋肉原因の場合は温めて下さい。
痛いと冷やしがちですが、炎症がない場合は冷やすと悪化する場合があります。
痛い所やその周囲を温める事で筋肉の緊張が緩和し、痛みが和らぎます。
もし温めた事でズキズキ痛みが出てきたら、炎症がある可能性があります。
痛みが強いようでしたら、濡れタオルで冷やしてみて下さい。
氷嚢や保冷剤は冷た過ぎるので避けたほうが良いです。
耐えられそうなら、少し様子を見て下さい。
炎症は身体を治す為に必要な反応です。冷やし過ぎると、治るスピードが遅くなります。
温めて痛みが少し緩和したら、ゆっくり動きましょう。
筋肉の緊張が原因なので、簡単に言うと筋肉が緩めば痛みは治まります。
痛い姿勢、痛みが強くなる方向を確認することで、不安からくる緊張を取り除きます。
温めて筋肉をリラックスさせて、ゆっくり動かす。
この繰り返しで、徐々に回復していきます。
■最後に
今回はギックリ腰についてまとめてみました。
ギックリ腰の正体わかりましたか??
ギックリ腰は、慢性腰痛の果てに出てくる症状です。
そういう意味では急性症状の処置は適切ではない事が多いです。
急に痛みに襲われるので、つい冷やして動かさない様に安静にしてしまうと思います。
また、整形外科に行くとシップや痛み止めを処方されるので、痛みを散らすのみで終わらせてしまう方が非常に多いです。
そうすると強張った腰は強張ったままになってしまうので、次のギックリ腰に繋がりやすいです。
硬くなった筋肉をしっかり緩める事で、2度3度と繰り返さない様にしましょう。
ギックリ腰は予防できます!
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