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【お正月】おせち料理の種類とその意味とは?

2020年も残りわずかとなりましたね。今年は例年と比べて大変な一年になったと思います。

年末年始は帰省を自粛したり、自宅でゆっくり過ごしたりと、今までとは違うお正月を過ごす方も多いのではないでしょうか?


今回は、お正月の楽しみの1つである「おせち料理」について紹介させていただきます。

おせち料理の種類はどんなものがあるのか、それぞれどのような意味があるのかを改めて知っていただき、いつも以上におせち料理を楽しんでみてください♪


おせち料理の由来は…?



日本には昔からお正月に「おせち料理」を食べる習慣がありますが、なぜそのような習慣ができたのか簡単にご説明いたします。


日本は昔から季節の変わり目である「節日」に、神様へお供え物をして宴を開いていました。そのときにお供えされていた料理は「御節供料理」と呼ばれていて、それが現在の「おせち料理」となりました。


やがて「おせち料理」は年に何回かある「節日」の中で、もっとも重要なお正月に限定して食べられるようになり、現在の【お正月におせち料理を食べる】という習慣ができたのです。


神様へ五穀豊穣、子孫繫栄、不老長寿、無病息災などを願っておせち料理を食べ、新しい年も良い一年を迎えました。


おせち料理の構成



おせち料理は、日本の懐石料理と同じコース料理のような構成でできています。

  • 祝い肴

  • 口取り

  • 焼き物

  • 酢の物

  • 煮物

上の5種類に分けられ、また、それぞれを重箱に詰める理由は、「幸せを重ねる」という意味が込められています。

本来は五段重に以下の内容で詰めるのが正式とされていますが、近年では省略された三段重が一般的ともされています。

  • 一の重:祝い肴

  • 二の重:酢の物、口取り

  • 三の重:焼き物

  • 与の重:煮物(忌みの四を避けて)

  • 五の重:控えの重

三段重とする場合は、このように詰めましょう!

  • 一の重:祝い肴、口取り

  • 二の重:酢の物、焼き物

  • 三の重:煮物

おせち料理ひとつひとつの意味



おせち料理に入っている料理は、ひとつひとつに意味があります。入る種類は20種類~30種類ほど!地方によって入るものや意味などが変わる部分もありますが、今回は代表的な14種類について簡単にご紹介いたします。


一の重(祝い肴)

  • 黒豆:黒は「魔除けの色」であり、豆は「まめ」に暮らせるように、と願って。

  • 伊達巻:卵と魚のすり身で作ります。「巻物」に見たて知識をあらわします。

  • ごまめ(田作り):小魚を田んぼの肥料にしていたことから、豊作の願いが込められています。

  • きんとん:黄色を黄金に、栗を小判に見立ててます。

  • 紅白かまぼこ:紅はめでたさと喜びの色、白は神聖な色とされています。

  • 数の子:にしんの卵。「子孫が増えるように」との願いが込められています。


二の重(焼き物)

  • たたきごぼう:ごぼうの根は大地に張ることから「家の土台が揺らがないように」と願いを込めて。

  • えび(焼き・煮物):「海老のように腰が曲がるまで長生きできるように」と願いを込めて。

  • ぶりの幽庵焼き:「出世魚(成長して名前が変わっていく魚)」で縁起が良い。

  • 紅白なます:大根と人参で作った酢の物。お正月にふさわしい紅白の色合わせ。


三の重(煮物)

  • 八つ頭:八方に頭があるように見えるので「人の上に立って頭になるように」という願いを込めて。

  • れんこん:穴がたくさんあいているので「将来の見通しがきく」という縁起担ぎ。

  • 昆布巻き:「よろこぶ」に通じるとされる縁起もの。

  • くわい、里芋:ひとつの根に子ができることから「毎年、芽が出るように」と願いを込めて。

まとめ



お正月の代名詞と言っても過言ではないおせち料理についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

ひとつひとつの意味がわかると、実際に食べるときによりおせち料理を楽しみながら食べることができるはずです♪


最近はおせちを手作りする人も少ないかもしれませんが、本来は五穀豊穣、子孫繫栄、不老長寿、無病息災などを願って作っていました。年の瀬の忙しい時期ではありますが、今年は一品だけでもチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。


最後になりましたが、2020年も二子玉川鍼灸院をご利用いただき誠にありがとうございました。みなさまのおかげで院長はじめスタッフ一同、充実した一年を過ごさせていただきました。重ねて御礼申し上げます。

2021年も日々精進して参りますので、引き続きご愛顧いただきますようよろしくお願いいたします。


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