頭がボーッとするのは3つのタイプ!その症状と効果的な食材は?
こんにちは。二子玉川鍼灸院です。
朝晩は冷えても、日中は暖かくなってきましたね。
さて、今回は頭がボーッとしてしまう疲れについてお話させていただきます。症状としては3つのタイプに分けることができ、それぞれどのような症状で、どのような食材が効果的なのかご紹介いたします。
思い当たる箇所がある方は、ぜひ摂り入れていただき元気な体をつくりましょう!
頭がボーッとするとは、具体的にどんなとき?
「頭がボーッとする」とは、具体的にどういったときなのか、いくつか例を挙げました。思い当たる節はあるでしょうか?
仕事や日々の生活の中で、頭がボーとして働きが鈍い
今まで気にしなかった事を気にしてしまう
話の内容が頭に入らず、頭の中を通りすぎていき理解ができない感じ
集中力の低下
など、この他にもなんとなく頭が働かない、働きが鈍いな、と感じたときは頭が疲れている証拠かもしれません。
東洋医学では、この「頭がボーッとする」という症状を3つのタイプに細分化しています。それぞれ症状が少しずつ異なりますので、ご自身に合ったタイプを見つけていただき、効果的な食材を日々の生活で摂り入れてみてくださいね。
タイプその①脾気虚(ひききょ)
消化機能が低下。栄養を吸収・運ぶ能力が低下する。
→血液やエネルギーが作れない状態になる。
症状
疲れが慢性化、胃腸が弱く下痢をしやすい、食欲不振、食後に胃がもたれやすい、食後に眠くなる、食べ過ぎてしまう、甘い物を欲する など
食材
きのこ類、いも類、豆類、枝豆、鮭、さば、ぶり、たこ、キャベツ、とうもろこし、かぼちゃ、椎茸、シナモン、なつめ、お粥、白湯 など
タイプその②血虚(けっきょ)
血液が不足。①の脾気虚(ひききょ)が原因となる場合もある。
→心配しすぎたり、考えすぎ・悩みすぎたりすると血液を消耗してしまう。たくさん頭を使った時は、血液を補う食材を摂るのが効果的です!
症状
心が落ち着かずソワソワする、物忘れ、夢を多く見る、心配や不安が増す、肌が乾燥する、目の乾燥やかすみ、手足がつる など
食材:人参、ほうれん草、レバー、たまご、いわし、いか、ひじき、黒ごま、黒きくらげ、ライチ、プルーン、アーモンド など
※夜ふかしや寝不足も血液を消耗します。なるべく24時前には寝るように心がけるのがおすすめです!
タイプその③腎虚(じんきょ)
生命エネルギーの源が弱っている。
→老化現象の原因。
症状
疲れやすい、めまい、目がかすむ、身体がダルい、やる気が出ない、物忘れ、足腰の疲れ、耳鳴り、耳が聞こえにくい(テレビの音量が大きくなった)、かかとの痛み、深呼吸がしずらい、白髪が増えた など
腎虚には、さらに「腎陰虚」と「腎陰虚」というタイプに分かれます。
腎虚に当てはまるかな?と思ったら、さらにどちらのタイプに近いか見ていただいて効果的な食材をご参考ください。
腎陰虚の症状
五心煩熱(手のひらや足の裏のほてり)、寝汗(睡眠中に暑くないのに汗をかく)、午後から体が熱くなる、乾燥する、舌が紅い など
食材(腎陰虚):黒ごま、黒豆、たまご、豚肉、鴨肉、牡蠣、ほたて、エリンギ、山芋 など
腎陽虚の症状
手足が冷たい、寒がり、足腰が冷えてダルい(下半身の冷え)、トイレが近い など
食材(腎陽虚)
にら、えび、くるみ、羊肉、シナモン、山芋 など
まとめ
最近頭がボーッとするな、と感じたら今回ご紹介した3つのタイプのどこかに当てはまるかもしれません。無理をせず、症状に合った食材を摂り入れて身体をあたたかくして過ごしましょう。
やっぱりどこか優れないな、と思ったら、筋肉をほぐして身体をリラックスさせるのも効果的です。
そんなときはぜひ、当院へご相談くださいね。お客様にぴったりの治療法で、健康な体作りをサポートさせていただきます。
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